−現  在−

    毛布高付加価値時代迎え、新百年への決意も新た。

 昭和四十八年、マイヤー毛布が開発され、これまでの織毛布・タフト毛布に代わる新しい毛布ジャンルを築きました。
 また、加工面でも、風合いを生みだす表面加工技術、プリント技術が日進月歩の勢いで発達し、毛布の高付加価値時代の到来を告げます。
 これを象徴するのが、四十六年の「紫毛布ブーム」です。六十年に一回やってくる辛亥の年に紫色の毛布が売れに売れました。泉大津の空、川、家屋までが、紫色に染まったというほどで、すべての毛布が紫に染め上げられ、四十六年の暮れには、泉大津から一切の毛布が消えていったといいます。

 泉大津の町を紫一色に染めた長寿毛布

 しかし、毛布は、すでに耐久消費材としていきわたり、消費需要は、飽和状態で、高付加価値が認められない限り、生産量の伸びは期待できません。
 わが国で毛布が生まれて百十六年。暮らしの中にいきわたり、なじんだ毛布を、いま、改めて手にするとき、毛布と共に辛酸をなめた、私たちの先達の感動を思わずにはいられません。
 そして現在、毛布メーカーは、高付加価値化、機能性、デザイン性を追求して、消費者ニーズに応えられるよう研究、開発をおこなっており、全国シェアー九十八%と日本唯一の毛布産地として発展し続けています。

毛布の種類と特長毛布の取扱い方法毛布ができるまで毛布オモテ・ウラばなし